東急東横線の白楽駅から歩いて7分くらいのところに「一部の人には理解される」のうたい文句のパキスタンカレーのお店へ行ってきました。
カレー通の中では有名なカレー屋さんですが「クセがすごい」千鳥のギャグがぴったりなお店でした。
サリサリカリー
店主がパキスタンに住んでいるときに教えたもらった1000年前からあるカレーとの事です。
お店は2016年9月に移転、移転前のお店は知りませんが移転後のお店も「クセがすご
い」。
店の前のレトロな車は一見するとオシャレに見えますが怪しげなうたい文句の看板に囲まれると怪しさが増します。
15年ほど前に福岡に住んでいた時に山の中にあった「ころしのカレー」を思い出します。
怪しげな置物がいっぱいで店主のご老人も「クセがすごい」カレー屋さんでしたがとにかく美味しくで良く通ったお店です。
興味のある方は「ころしのカレー」+「早良区」で検索すると出てきます、現在は娘さんが引きついで別の場所で営業しているようでいつかは行ってみたいと思っています。
話がそれました、サリサリカレーの話に戻します。
初めての方は結構入りにくい雰囲気が出ています、普通の方が通りすがりにカレー屋さんを見つけて偶然入る感じお店ではありません。
店内は意外に綺麗です。
店主と思われる、白髪のマイク真木風のご老人と白人の女性のご老人が店の奥に座っています。
白人の女性からカレーとサラダ、チャイがセットとなった「スリーコースセット」だけですと教えていただき「スリーコースセット」を注文。
店内にはこの辺りの昔の写真やレトロなオブジェでオシャレなカフェ風ですがちょいちょい怪しいところがあります。
謎のメニュー
フキンにもエッジの効いた文句が書いてあります。
待つこと5分程度でカレーとサラダが到着。
カレーと言うよりコンビーフのようなほぐしたお肉がご飯の上の盛られています。
汁気のルーはありません。
色はコンビーフのように見えますがチキンです。
鶏肉がホロホロで骨から完全に外れています。
一口食べて思うのが「これはカレーか?」
まず最初に塩味がします、それからスパイスがほのかに香りますがクミンやコリアンダーなどのカレーでおなじみのスパイスの香りではありません。
そしてとってもオイリーです。
ご飯の下にオイルがたまってます。
イメージはコンビーフにごま油に塩を掛けた感じでカレーの感じは全くありません。
不思議な味ですが2杯3杯と食べているうちに美味しくなってきます、半分ほど食べるころにには「大盛が欲しいなー」なんて思い始めます。
あっという間に完食です。
「一部の人には理解される」の一部の人になってしまった瞬間です。
食後のチャイをいただきます。
インド料理屋などで出るチャイは生姜(ジンジャー)が効いていますがこのチャイはカルダモンと思われるスパイスが前面に出て「スーっと」味でオイリーだったカレーの食後にぴったりです。
チャイを飲みながら再度サリサリカリーの事を調べると白人の女性は「元モナコの女王」だそうでお店をだして一年後にお店に来たお客さんらしい。
いろいろツッコミどころ満載ですが初めての食べる味でカレーなのか疑問が残るところでですがクセになる美味しさでした。
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