リクガメの屋内放し飼い。

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2008年に我が家の一員となったmoco(ヘルマンリクガメ)との暮らしを元に参考になる事を紹介します。

リクガメは想像以上に人に馴れます、イヌやネコと同じ様に人を認識し寄って来ます。

お腹が空けば冷蔵庫前で待っていたり、とても賢く網戸などを開けて自分でベランダと部屋を行きも来します。

ベランダから室内に帰ってくる様子。

ベランダから自分で帰る。リクガメ

ケージの中での飼育ではわからないリクガメの可愛さに日々癒されイヌやネコと同じ様に家族の一員となっていきます。

これから飼う方で放し飼いに興味のある又は現在、飼っていて将来放し飼いにしようと思っている方向けに参考になる事を書いていきます。

うちでは3年目辺りから部屋で放し飼いして2019年現在11年目です。(部屋での放し飼い8年)

※このページの日付・写真などは時々更新しています。

普通の飼育に関することはいろいろなサイトで紹介されていますのでそちらを参考に!

別サイトですがリクガメと暮らす情報サイトでまとめています、こちらも参考にしてください。

日々の様子はmoco日記で不定期更新しています。

その他リグガメ関連の記事http://moco-communication.com/tortoises/

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はじめてリクガメと暮らす方

心が構え!

どんなペットでも共通ですがこれから一緒に暮らす家族です。

犬や猫、その他どんな生き物でも飼う以上はその子が最高の人生(犬・猫・カメは人生とは言いいませんが)を送れる様に最大限の努力が必要です。

飼う準備(初めて飼う方)

カメはあまり動かないイメージがあると思いますが非常に行動的です。

自然界では1日数キロ移動します、初めはペットショップで飼育セットを一緒に購入すると思いますが可能な限り大きい飼育ゲージ(水槽・ケース)を購入してください。

必要なスペース

一般的に以下の様に言われいます。

  1. ベビー(甲長5cm前後)・・・45~60cm水槽(1年ぐらい)
  2. 幼体(甲長10cm前後)・・・60~90cm水槽
  3. 成体(甲長15~20cm前後)・・・90~120cm水槽
  4. それ以上の大きさ・・・一部屋分ぐらい

うちのmocoで15cmぐらいは3年程度で成長しましたそこからは成長スピードは遅くなり8年で17cm前後です。

初めて飼う方は60cmや90cm水槽はすぐに使えなくなります、120cm以上の大きさのケージがおけるスペースを確保してから飼育をスタートしてください。

ヘルマンリグガメは30cm前後までなると言われています。

家に来た当初は小学生の手に乗るサイズ。

10年経つと大人が片手で持つのがギリギリです。

部屋で放し飼い

放し飼い準備

我が家では3年目から部屋で放し飼いとなっていますので3年(15cm以上)で部屋での放し飼いが可能と思われます。

これ以下の成長では温度管理の問題で難しいと思います、3年程度はゲージで普通に育てて時々リビングで遊ばせて決して無理をしないで様子を見ながら徐々にならして事が大切です。

部屋を整理

リクガメは意外と活動的です、特に室温が25度以上あると驚くほど活発に行動します。

部屋の隅々まで自由に動き回りますのでカメ目線で床に置いている物で危険が無いかチェックしましょう。

  • 床に直接ものを置いているとすぐに登ってきます。
  • 観葉植物を床に直接置かない。(届くとカジリます。)
  • テレビの裏や電気配線などのスペースに入れない様にする。(狭いとこが大好きですぐ侵入します。)
  • 畳みの部屋は入れない様にするか防水性のあるカーペットを引く。

カバン・洗濯物・スーパーで買い物した物など床に置いたすぐに来ます。

置いた瞬間にダッシュします。

ちょっと置いたカバンに一直線!

床にあるものは全部自分のものです。

どんなところでも登ります。

基本ごちゃごちゃした所・狭いところが大好きです。

ちょとでも空いていると押し入れなどに侵入します。

この時は家中探し回りました。

季節ごとの注意

ヘルマンリクガメは日本の気候に近い環境(地中海沿岸)に生息しており温度管理を厳しく行う必要はありませんがゲージ内の様に一年を通じて一定の温度での飼育と違い室温は1年を通じて大きく変化します。

屋内とはいえ、ゲージ内より生息地の気候変化に近くなり四季折々の活動パターンが見られとても楽しいです。

また、一日の中でも温度は変化し活動にパターンがあります。

我が家のmocoとの生活経験を元にしての話です、みなさんのリクガメ君とは異なることもある思いますが参考してください。

適温

日中の適温20℃~28℃ 夜は20℃前後 湿度 50%

バスキングライトなどを設置して1年を通じて24時間25℃以上のホットスポットは必要です。

リクガメは変温動物で自分で移動して体温を調整します、自然界でも太陽光などで体温を上あげてから活動を開始します。

暖簾の奥が寝床、入口付近は25℃前後。

バスキングライトの直下で30℃前後です、冬など室温が低い時期になると周りに囲いなどして温かい空気が逃げない様にしてます。

リクガメは空間認識力が高く部屋の中でどこが温度が高い又は低いかを覚えており、移動しながら体温調整します。

リクガメ飼育を紹介しているサイトや本で「ゲージ内に温度変化をつける」など紹介していますが狭いゲージではあまり温度変化をつける事ができませんが屋内での放し飼いでは容易に温度差ができるのはメリットです。

春(3月~5月ごろ)

75Wx2のバスキングライトを設置(夜間の球切れ対策で2個設置)

気温が高くなると活動的になり食欲も上りますが朝晩は冷え込みます

一年を通じてこの時期が最も温度管理に気を使います、突然のバスキングライトの球切れなどで急に体が冷えない様に注意しておく必要があります。

気温が20℃以上で天気の良い日はベランダに出して積極的に日光浴をさせます。

限られた範囲のゲージと異なり、部屋の中を自由に動き回りますので紫外線ライトの下にいる事が殆どありません窓を空けて紫外線UVBに積極的に当てる必要があります。(UVBは窓がガラスを通過しません網戸はOK)

公園に連れていくとシロツメクサ(クローバー)などを食べますので一石二鳥です。

梅雨(6月ごろ)

50Wx1のバスキングライトを設置

低温に対する心配は無くなりますが梅雨の湿度は問題です。

人でも湿気が高く不快になるころ(湿度70%越え)食欲も落ちて活動も極端に少なくなります

湿度に有効な対策はありせん、エアコンの除湿は部屋の温度が下がる割には除湿計を見ていると下がっていません、

普段は小松菜を主食としてますが梅雨になると食欲が落ちてあまりたべませんので好きな物を多めして体力維持と扇風機などで風通しを良くするぐらいしかありません。

この時期、まだ値段は高いですが栄養の高いモロヘイヤをスーパーで見かければ買います大好物でいつでも食べます。(何故か小松菜は食べなくなる。)

一日中手足を出してダラーンとしてます(梅雨バテ状態)

日本の湿度はヘルマンリクガメはつらい様です。(人もつらいですが)

夏(7月~9月ごろ)

バスキングライトは基本OFFです、温度が低い朝などに少し付ける程度です。

食欲も旺盛でなんでもいっぱい食べます、栄養が偏らない様にこの時期はなるべく色々な種類の野菜をあげます。

モロヘイヤやオクラなども安くスーパーで手に入ります、水分補給にサニーレタス・副菜としてオクラ・キャベツ・ブロッコリーなど種類を増やします。

活動開始はほぼ日の出時刻で(AM5時ごろ)部屋がは明るくなると起きて部屋を歩き回り殆ど歩き続けてます

朝一番に温浴を毎日させます、これは排泄をコントロールするためで食欲旺盛でよく食べてますのでウンチとオシッコの量も多いです。

朝一番に温浴させて排泄させると部屋ですることはありません。(時々失敗します。)

真夏の日中はベランダなどにはあまり出しません、気温30℃を超える暑さで直射日光を長時間浴びると熱中症になります午前中か暑さのピーク過ぎた午後に日陰などある状態で出します。

午前中にお腹いっぱい食べて昼は風通しの良い涼しいところで昼寝しています。

リラックスして寝ていと手足がダラシなくだして寝ねます。

真夏は室内でも30℃近くなるこもありますが28℃を超えてくるとじっとして動きません、リクガメは暑い方がいいと誤解している方が多いようです、意外思うかもしれませんが快適な温度は人とほぼ同じで外出するときは風通しやエアコンをつけるなど人と同じケアが必要です。

目安はTシャツで快適に過ごせる温度がリクガメにとっても快適温度です。

午後、気温が落ち着いてくると起きてきてまた活動的になり人が寝るまでリビングを歩き回りごはんを欲しがり人について回ります。

台所に立つと「ごはんちょうだい」アピールで足を踏んできます、ケガをする程ではありませんが爪が鋭いのでかなり痛いです。

もらうまで冷蔵庫の前から離れません。

部屋の電気を消すまで動き回っり寝床とは違うところで寝ている事が多く夜トイレに行くときなど蹴とばさない様に注意してます。(年に何回か蹴とばしますが)

秋(10月~11月ごろ)

75Wx1のバスキングライトを設置

この時期の温度・湿度がもっと生息地に近いのかとても元気です。

食欲もあり、一日中部屋を歩き回りベランダなどのも自分で出ようとします。

9月後半から10月ごろは一日中ベランダで遊んで部屋に戻してもまた出たがります、ちょっと肌寒い感じでも平気な様です。

冬(12月~2月ごろ)

75Wx1・100wx1のバスキングライトと紫外線ライト

バスキングライトの周りに囲いして冷たい空気が入り込まない様にして25度前後の場所を確実にキープします。

11月後半にワンちゃんのケージを設置します。

(最近は一年中だしたままになってます。)

温度計を見ながら囲いをして25℃をキープします。

保温球は50W・75W・100Wなど組み合わせて2個設置します。

夜間や外出中に球切れなどの対策で2個設置しています、保温球は切れやすいですが2個同時切れる事はまずありません。

12月ごろはバスキングライトの下で過ごしている事が多くなり、温かい日は窓際で日光浴をして一日中おとなしなります。寝床付近からあまり動きませんのでUVB不足は紫外線ライトあてて補完しています。

1月ごろからは3日に一度しか起きてきません、ながいときは一週間寝床から出てきません我が家ではこの状態を半冬眠と呼んでいます。

時々起きてきてはバスキングライトの下で温まってすこし部屋を歩き回りまた寝ます、少し小松菜を食べますが少量です。

温浴は起きて来た時に食べた量などを見ながらします、水分もほとんど取っていませんので尿酸の排出なども考えて1~2週間に1度のペース。(寝ている状態を起こしてまではしません。)

将来的には完全に冬眠させる事も考えていますが人の生活する部屋にいますので室温は最低でも18~20℃程度はあり完全に冬眠するには温度が高い様です。(冬眠には5~10℃前後で暗い静かな場所が必要)

海外ですが冷蔵庫で冬眠させている人がいますビックリです。

「冷蔵庫で75匹の冬眠する亀を保管するおばさん」

屋内放し飼いで 気負つける事

紫外線UVB

リクガメは、紫外線(UVB)を浴びることによって体内でビタミンD3を合成し、腸からカルシウムを吸収し甲羅を形成します。

屋内での放し飼いは狭いゲージと異なり紫外線ライトを設置してもライトの下に居ることはほとんどありません、どうしても紫外線(UVB)不足になりがちですベランダ・庭などで積極的に日光浴させる必要があります。

日中は窓を開けるか網戸にして部屋に紫外線(UVB)を取り込みます直接日光が届いてなくても乱反射で入ります。

窓ガラスは必ず開ける必要があります紫外線(UVB)は窓ガラスをほとんど透過しません。(重要!)

屋内放し飼いで最も重要な事です、気温や湿度は人の感覚で把握できますが紫外線(UVB)不足は人は分かりません1年を通じて紫外線(UVB)は絶えず頭に入れておく必要があります。

梅雨の除湿対策にエアコンの除湿をつけても「飽和水蒸気量と水蒸気量の比率が変わらない」ので体感では快適に感じますが湿度はほとんど変化していません。

エアコンの除湿機能では低温多湿状態になりリクガメにはより不快な環境になる様に思えます、実際にmocoの活動を見ても室温が下がりバスキングライトの下に移動するだけで快適そうには見えません。

「飽和水蒸気量と水蒸気量の比率が変わらない」はパナソニックさんのよくある質問に解りやすく書いてあります

あくまでも人が快適になる為のエアコンですので仕方ありません、最近の高性能エアコンでは再熱除湿で下がった温度を上げ機能ある様でこれなら効果があるかも知れません。ダイキンさんのサイトに「弱冷房(じゃくれいぼう)除湿」と「再熱(さいねつ)除湿」という2つのタイプで詳しく書かれています。

次回エアコン購入時は再熱除湿付きにする予定です。

夏の室温が高い時は除湿機能を使うことは室温を下げて効果的ですが冷房で26℃~28℃にした方が効果的です

夏の日中はエアコンをつけると活動的に動き回ります、念のためバスキングライトはつけておきます。

排泄

残念ながらイヌ・ネコと違いリクガメにトイレの躾はできません、匂いはほとんどありませんが見つけたらすぐ拭くのみです。(オクラを食べてた翌日は少し匂います。)

リクガメ自体の体臭はほとんどありませんが、フンやオシッコを気が付かず放置していと匂いがしてきて来ます。

オシッコには尿酸含まれておりフローリングにした後、すぐに気がついて拭けば問題ありませんが時間が経つと白いシミが残ります。

水ぶきでは落ちにくいので重曹電解水の入った掃除洗剤をスプレーして拭くと綺麗になります

科学的根拠は解りませんが除菌アルコールなど幾つか試しましたが重曹が一番効果的です、もっと強力なマ○○○クリンとか使うと落ちるかもしれませんが床を歩きまわるので心配で使用していません。

ウンチは拭いて除菌アルコール・オシッコは重曹電解水を使ってます。

畳みの部屋は入れない様にするか防水性のあるフローリングカーペットを敷く必要があります、畳にしたらほぼシミになります。

温浴

温浴については賛否両論ありますが部屋で放し飼いする場合は必須とおもっています。

人と同じリビングなどを自由に歩き回るのに体は清潔しておく必要と朝一番に温浴することである程度コントロールできます。

尿酸の排出も促されてます。

40°~45°のお湯をバケツにはり10分前後温浴します、体が大きくなると温たまるのも時間が掛かり5分程度ですと背中が冷たい時があります。

小さいと時は洗面器を使ってましたが20cm前後となるとタライやバケツが必要です。

おススメはタブトラッグスのゴムバケツです、オシッコやウンチをしたお湯をトイレに捨てるのに便利です。

変形するので取っ手の所を持ってトイレに流しやすいです。

タライでは難しいです、あと安いゴムバケツは一か月もしないうちに取ってが切れます。

一度は切れて大惨事になりかけました、タブトラッグスは柔軟性があり2年以上使用していますが切れる感じはありません。

大きさはLがちょうど良いです、お湯の量はある程度あったは方が温度が下がらずにいいです。

爪の手入れ

一日中フォローリングの上で生活しておりゲージと異なり床材がありません。

フローリングの上をカツカツと音を立てて歩きます、爪がダイレクトに硬いフローリングに接しており爪が長くなると変形の恐れがあり定期的にヤスリで削るなどしてケアします。

ベランダを歩いたりするとかなり削れます、レンガなど置くと登ったりして自然に削れます。

クチバシの手入れ

放し飼いに限らず自然界と異なり野菜中心の生活ではクチバシが伸びます。

伸びすぎると噛み合わせに問題がでて動物病院などでカットしてもらうしかかりません。

レンガにイカボーンなどこすり付けて置いておくと時々ガリガリします。

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時々、つめ用のヤスリで少しずつ削るなど必要です。

軽く頭を押さえてゆっくり削ります。

首やアゴの下を持ってはいけません、とても柔らかくデリケートでとても嫌がります。

頭は指で軽く押さえる程度なら首を引っ込めることもなく比較的おとなしくしています。

1分程度削ったら削れていなくても止めます。

認識力・五感

ケージでの飼育は気が付ないと思いますがリクガメには優れてた認識力がありまます。(主観です。)

視覚

頭の上に黒い影が入ると物凄いスピードで反応し一瞬で甲羅に頭を引っ込めます、頭上からの刺激には素早く反応します。

色はハッキリ認識していて緑の物はかじります、好物の人参と同じ色のオレンジ色もかじります。(靴下・服など)

視力は10m程度は普通に見えている様で段差などで落ちる事はありません、自分で降りれる高さも認識しています。

聴覚

音はにはあまり反応しません、大きなな音がしてもほとんど無反応です。

ごはんをあげる時にアルミプレートを叩いて知らせると反応はしますので振動程度の様です。

触覚

普通にあります、甲羅に触っても反応します。

味覚

好き嫌いがあり味覚はしっかりしています。

嗅覚

かなり鋭い様で台所でキャベツなど切ると直ぐに寄ってきます。野菜の匂いは人より優れている様です。

空間認識力

空間認識力は高く部屋の構造やソファーの下の通れる場所、寝床・風通しの良場所を完全に認識しており部屋の模様替えした日は一日中ウロウロしますが直ぐに覚えます。

ソファーの下がお気に入りの通路です。

顔認識

人の顔は認識しており、4人程度は確実に個別に認識していると思います。

来客があるとソファー下などに隠れて出てきませんが家族が外出先から返ってくると寄ってきて膝の上に乗ってきます。(爪が痛いですが)

まとめ

屋内で放し飼いをしているとて個性的に振舞います、紫外線や温度など幾つか気をつける事はありますがイヌやネコと同じ様にとても人に馴れてます。

ヘルマンリグカメはイヌやネコより長い30年以上の寿命で毎年少しずつ成長し30cm近くまで成長します環境が整うなら狭いゲージではなく広い空間でのびのび一緒に暮らすことをオススメします。

なんといってもあと20年以上は一緒です、少しでも快適な環境でカメ人生を送って貰いたいです。

まあ私の方が先に寿命を迎えるかもしれませんがその時は息子か娘が面倒を見る事になっています。

日々の気が付いた事や様子はmoco日記で投稿します。

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